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成 型

-SEIKEI-

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鍛造・荒ならし後は、「成型」という作業を行います。

鍛造や荒ならしが終わった段階では、まだまだ包丁のような形をした鉄の塊です。「シャーリング」という機械で余分な部分を切り落とし、「エンドレス」や「グラインダー」という機械で削ったりして、形を整えていきます。

一度にたくさん同じ形の包丁を作る場合には、金型をはめ込んだこの(↑)プレス機で、1丁ずつ包丁の形に抜いていきます。クッキーの型抜きをするイメージです。1発で包丁の形になるので、シャーリングに比べて、かなりの時間短縮になります。

「シャーリング」という機械では、材料の余分な部分を切り落としたりして、形を整えていきます。大きなハサミのようなものです。数量の少ない製品を作る際や、特別な形のオーダーが入った際などには、この機械を使い、1丁1丁成型していきます。

​この機械がなかった時代には、「切り箸」という鋏のような道具で、1丁1丁裁断していたそうです。力と根気のいる果てしない作業ですね...

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